新築の引き渡し前後、何をいつやる?鍵をもらってから慌てない段取り

家づくり

新築の引き渡し日。鍵を受け取って、家族で写真を撮って、「ついに我が家だ」となる。

ところが、そのあとが思った以上に忙しいです。

段ボールは届く。カーテンがない窓は丸見え。設備の説明は一気に来る。ネットがまだつながっていなければ、スマホのテザリングで連絡しながら荷ほどきすることになります。

新居の床に積まれた引っ越し用の段ボール箱の実写写真
鍵をもらった日から、家は「建物」ではなく「暮らし」になります。※イメージ写真

注文住宅を建てて実感したのは、引き渡し準備は当日の持ち物リストでは足りない、ということでした。入居2か月前から、引き渡し当日、住み始めた最初の1週間までを一続きで考えると、かなりラクになります。

僕なら、この順番で動きます。
先に「時間がかかるもの」を押さえ、引き渡し日は説明と記録に集中する。入居後は、家を使って初めて分かることを一つずつ確認します。

引き渡し2か月前|最初にネット回線を動かす

新居のネット回線は、家具や家電より先に動かしてもいいくらいです。

光回線は、申し込んだ翌日に使えるとは限りません。住所の確認、提供エリアの判定、工事日の調整があり、新築は登録前の住所確認に時間がかかることもあります。BIGLOBE光の案内でも、開通は最短9日としつつ、新規申込では約2か月かかる場合があるとされています。

在宅勤務をする人、テレビで動画を見る人、見守りカメラやスマート家電を使う人は、入居日から逆算して早めに確認した方が安心です。開通希望日だけでなく、ONUやルーターを置く場所、LAN配線、コンセントの位置も図面で見ておきます。

先に工務店へ聞くこと
住所は回線事業者の検索で出る状態か。光コンセントはどこか。引き込み工事で外壁への固定や穴あけが必要な場合、誰へ確認すればよいか。この3つを聞いておくと申込後の話が早いです。
新居でWi-Fiルーターを設定する手元のイメージ写真
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段ボールの山でテザリング生活は、地味につらい。
BIGLOBE光は、フレッツ光の設備を使う提供エリアの広い光回線です。入居日に間に合うか、料金と特典を含めて先に確認できます。

引き渡し1〜2週間前|空っぽの家でしかできないことを済ませる

引っ越しが始まると、床も壁も家具と段ボールで隠れます。何もないうちにやることは、掃除だけではありません。

  • 決済・保険・登記の予定を一枚にする
    住宅ローンの実行、残代金の決済、火災保険の補償開始、司法書士へ渡す書類を確認します。必要日と担当窓口は契約ごとに違うため、住宅会社・金融機関・保険会社から来た案内を日付順に並べます。
  • 窓まわりを決める
    少なくとも寝室と道路側の窓は、カーテンやブラインドを入居初日から使える状態に。朝日で早く目が覚めたという新居での後悔談もあり、後回しにすると意外と困ります。
  • 電気・水道・ガスの開始日を確認する
    オール電化か、ガスの立ち会いがあるかで段取りは変わります。引っ越し前に掃除をするなら、その日までに水と電気を使えるか確認します。
  • 搬入経路を測る
    玄関、廊下、階段、ドアの有効幅を測り、冷蔵庫や洗濯機が通るかを見る。本体寸法だけでなく、曲がるための余白も必要です。
  • 壁と配管の写真を残す
    可能なら施工会社の許可を取り、下地、配管、点検口、屋外配管の位置が分かる写真を保存。あとで棚やエアコンを追加するときに役立ちます。

照明、エアコン、冷蔵庫、洗濯機も、配送日だけではなく「誰が設置するか」まで決めます。エアコン工事と引っ越し便を同じ時間帯に重ねると、玄関も駐車場所も混みやすいです。

引き渡し当日|鍵より大事なのは、説明と記録

引き渡しは、施主検査で伝えた内容の確認、鍵や保証書の受領、設備説明などがまとまって行われます。流れは会社によって違いますが、住宅会社の引き渡し解説でも、最終確認、書類、鍵、設備説明が主な項目として挙げられています。

この日は、うれしくて気持ちが前へ行きます。だからこそ、質問はスマホのメモに入れておきます。

  1. 受け取る鍵の本数と種類
    玄関、勝手口、郵便受け、宅配ボックスなど。工事用キーから本キーへの切り替え方法も確認します。
  2. 施主検査で伝えた箇所
    直っているかを確認。未完了なら、場所、対応内容、予定日を口頭だけで終わらせず記録します。
  3. 止水栓・分電盤・非常時の操作
    水漏れや停電のとき、どこを触るか。太陽光や蓄電池がある家は、停電時の切り替え方法も実機で聞きます。
  4. 保証書・取扱説明書・連絡先
    設備ごとの保証開始日、点検時期、不具合時の窓口を一つの場所へまとめます。
  5. メーターと室内の写真
    電気・水道のメーター、各部屋、設備の型番を撮影。操作説明を動画に残すなら、担当者へ許可を取ります。

我が家のように太陽光と蓄電池を採用した人は、普段の操作だけでなく停電時も要確認です。実際に何を残したいかは、太陽光と蓄電池が停電時にできることを整理した記事にまとめています。

契約書をしまう前に|対象ならSUUMOの購入者アンケートを確認

引き渡しでもらう書類は厚く、できれば一度しまったら触りたくありません。でも、売買契約書などの正式書類が手元にそろったタイミングで、確認しておきたい企画があります。

SUUMOでは、新築マンション・新築一戸建てを購入した人向けに購入者アンケートを実施しています。Webアンケートへ回答し、売買契約書またはそれに準ずる正式書類の写真データをアップロードする形式です。

住宅の契約書と鍵を確認する手元のイメージ写真
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契約書をファイルへしまう前に、対象かだけ確認。
現在のSUUMO購入者アンケートでは、条件を満たして回答を完了した人へ5,000円分のギフトカードが案内されています。

入居初日〜1週間|家を使って、違和感を記録する

完成検査で見た家と、家族が暮らす家は違います。お湯を出し、扉を開け、換気扇を回し、夜の照明で見る。そこで初めて気づくことがあります。

  • すべての水栓で水とお湯を出し、排水と水漏れを確認する
  • コンセント、照明、換気扇、給湯、インターホンを実際に使う
  • 窓、網戸、室内ドア、収納扉を開閉する
  • 床下・天井の点検口の位置を家族で共有する
  • 気になる箇所は「部屋全体」「場所が分かる距離」「アップ」の3枚で撮る

傷なのか、使い方の問題なのか、急ぐ不具合なのか。自分で決めつけず、写真と発生条件を添えて施工会社へ連絡します。「いつ」「どの操作で」「どうなったか」まで残すと伝わりやすいです。

初日は全部を完璧にしなくていい。
水漏れ、鍵、電気、安全に関わるものを先に。収納や家具の位置は、数日暮らしてから決めた方がうまくいくこともあります。

GURIZO式|引き渡し前後の短い予定表

  • 60〜45日前
    ネット回線の提供エリア・工事日を確認。引っ越し業者と大型家電の候補日も押さえる。
  • 14〜7日前
    決済・保険・登記書類、カーテン、照明、エアコン、ライフライン、搬入経路を確認。空の室内を撮影する。
  • 引き渡し当日
    鍵、残工事、設備操作、保証書、緊急連絡先を確認。写真とメモを残す。
  • 入居初日〜7日
    水、電気、換気、建具を使って確認。違和感は写真と発生条件を添えて連絡する。
  • 書類がそろったら
    契約書を保管し、対象ならSUUMO購入者アンケートを期限前に確認する。

まとめ|引き渡しはゴールではなく、暮らしの始業式

家づくりでは、間取りや設備を決める時間が長いぶん、最後は「早く住みたい」が勝ちます。僕も鍵をもらう日は、説明より家を眺めていたくなると思います。

それでも、ネット回線だけは早く動かす。カーテンは入居初日に間に合わせる。引き渡し日は説明を記録する。最初の1週間は、家を使いながら確かめる。

鍵を受け取る瞬間を、手続きだらけの一日にしない。時間のかかるものを先に終わらせておけば、引き渡し日はちゃんと「うれしい日」になります。

まず今日やるなら、入居予定日から60日前の日付をカレンダーで確認してください。そこが、ネット回線と引っ越しの準備を始める目安です。

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