目隠しフェンスの高さで後悔しない|カーテンを開けられるリビングのつくり方

外構

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窓は大きくしました。庭も見えるはずです。なのに、毎朝いちばんよく見ているのはカーテン。

そんなリビングにはしたくありません。外の景色を楽しむための窓が、布を鑑賞する額縁になってしまう。

そこで目隠しフェンスを調べると、今度は高さに悩みます。180cm? 200cm? 念のため、もっと高く? 「念のため」を重ねるほど、庭がだんだん要塞に近づいていきます。

ほしいのは城壁ではなく、朝ごはんを食べながらカーテンを開けていられる暮らしのはず。今回は、その窓から考える目隠しの話です。

先に結論

フェンスの高さだけで決めず、窓・道路・室内の高さと、横からの見え方を一緒に確かめます。
新築なら、窓の配置と外構を別々に仕上げない。守りたい場面を決めると、囲う範囲も絞りやすくなります。

カーテンを開けた先、何を見たい?
カーテン

外が気になるたび、閉める

庭と空

視線を遮り、見たい景色は残す

検討の目的を表した模式図です。特定の製品の効果を示すものではありません。

「家を隠したい」を、もう少し小さくする

外構の図面を見ると、敷地をぐるっと囲いたくなります。線を引けば安心が増えそうだからです。でも、その線の内側で何をしたいのかが曖昧だと、どこまで囲えば完成なのかも決まりません。

ダイニングで食事をしたいのか。ソファで横になりたいのか。庭で洗濯物を干したいのか。どれも目隠しですが、守りたい場所も姿勢も違います。

まずは、いちばんカーテンを開けたい場面を一つ選びます。「休日の朝、ダイニングで食べているところを道路から見られたくない」。ここまで言えれば、テーブルの位置と窓がつながります。

僕は、外構図だけを渡されると、つい外からの格好よさを見てしまいます。門柱、フェンス、植栽。どれも立派。でも、その絵には朝ごはんを食べている人がいない。そこを室内の間取り図で補いたいんです。

最初に決めること

朝のダイニングを守りたい。
庭の隅まで全部隠すかどうかは、そのあと。

まだ窓の位置を変えられる段階なら、設計担当者にも道路や隣家からの見え方を相談します。外構だけで解決しようとせず、家具の向き、窓の位置、外の目隠しを同時に並べる。完成してからフェンス一人に全部任せるより、話がしやすくなります。

180cmのフェンスでも、180cmぶん隠れるとは限らない

LIXILの解説では、地面から上端まで180〜200cmを一般的な目安としつつ、姿勢や敷地条件に応じて実際に測るよう案内しています。大事なのは、数字の前にある「地面から」です。[1]

室内の床、庭、道路が、全部同じ高さとは限りません。フェンスの足元から測った数字を、そのままリビングに持ち込むと話がずれます。

たとえば、室内の床が庭より50cm高く、フェンス上端が庭から180cmの位置にあるとします。単純な高さの差は130cm。これは仮の数字で、130cmまでしか隠れないという計算でもありません。どこにいる人の、どの部分への視線を遮るかは、距離や角度でも変わります。

高さの数字には、出発点がある
室内の床庭より+50cm
庭から上端まで
180cm
庭の地面を基準にした例
180cm − 50cm = 130cm室内床とフェンス上端の高さの差

説明用の仮定値・縮尺なし。必要高さや目隠し性能を算出した図ではありません。

反対に、道路が高い側から見下ろされるなら、背の高いフェンスを選ぶだけでは解決しないこともあります。同じ解説も、相手側との高低差によっては別の方法を検討するとしています。[1]

打ち合わせでは「高さはいくつですか」に、もう一つ足します。「それは、どこの地面から上端までですか?」ブロックを含むのか、フェンス本体だけなのかも、図面の線で指してもらうと混乱しません。

正面で隠れても、横を歩く人には見えることがある

フェンスの写真は、正面から撮るときれいです。けれど、通行人は撮影位置で止まってくれません。窓の左から来て、正面を通り、右へ抜けていきます。

正面の一本線だけで考えると、フェンスの端を回り込む視線が抜けます。「もう少し高くすれば」という相談だったものが、実は横幅や置く位置の話だった、という可能性もあるわけです。

高さを足す前に、端からの見え方を見る
室内・守りたい場所
窓
目隠し
横からの視線も確認
道路 左から来る人 / 正面 / 右へ進む人

上から見た概念図。斜線は検討する方向の例で、実際の見通しを判定するものではありません。

道路側から見た写真と、室内から見た写真を並べてみます。外から隠れていても、中からはフェンスしか見えないかもしれない。逆に、室内から空が抜けていても、気になる方向の目隠しが足りないかもしれない。

LIXILの基礎知識でも、隠す部分だけでなく、取り込みたい景観を考えて視線を計画することが案内されています。[2]

「何も見えなくなれば成功」では、窓を大きくした気持ちが置き去りです。残したい木や空があるなら、その方向も図面に書く。隠す相談に、見たいものを持ち込んでいいんです。

隙間を全部なくす前に、光と風の出口を考える

高さが決まると、次は板の隙間です。ここでも「念のため全部ふさぐ」が登場します。頼りになる言葉ですが、使いすぎると庭が無口になる。

目隠しのつくり方には違いがあります。LIXILは、隙間のないパネル、角度をつけた羽根で視線を遮りつつ風を通すルーバー、光を通すパネルなどを紹介しています。見た目が似ていても、同じ働きとは限りません。[2]

色見本の前に、隠し方を選ぶ
しっかり遮る

採光・通風も合わせて検討

風の通り道をつくる

見る角度ごとの状態を確認

光を通す

透け方・輪郭の見え方を確認

機能を整理した模式図です。商品の断面形状や性能を再現した図ではありません。

「半透明なら見えない」と名前だけで決めるのも早い。明るさはほしいけれど、人の輪郭はどこまで気になるのか。サンプルや展示で確かめると、好みがはっきりします。

昼にカーテンを開けたいことと、夜も室内を見せたくないことは、別々に伝えておきます。夜まで外構だけで背負わせるのか、室内のカーテンやブラインドと分担するのか。使う時間を分けると、必要以上に囲わずに済む案も検討できます。

高さや設置場所による圧迫感に対し、色や素材、スクリーンなどを選び分ける考え方はLIXILの別記事でも紹介されています。[3]カタログは「どれが一番高級か」より、「この窓に何を残せるか」で見るほうが面白いです。

現地では、外観写真より「朝ごはんの高さ」

完成した家なら、まず守りたい場所で普段の姿勢になります。ダイニングなら椅子に座る。ソファなら背もたれに体を預ける。きれいな外観写真を撮るために立ったままでは、生活の高さが抜けます。

同行者には、許可された場所や安全な位置から見え方を確認してもらいます。隣地へ勝手に入ったり、道路の通行を妨げたりする確認はしません。高低差や見通しの判断が難しい場所は、施工業者と一緒に見ましょう。

まだ建築前なら、配置図と室内の床の高さがわかる図面を用意し、設計者と外構業者に同じ窓を見てもらう。更地に立った目線を、完成後のダイニングの目線として扱わないことです。

相談に使う写真・図面の組み合わせ
室内側守りたい姿勢から窓を見る
外側気になる方向を示す
図面窓・家具・道路・高さを重ねる

写真を添付できない窓口では、連絡後に共有方法を確認します。

写真に「ここを隠したい」と丸をつけるだけでなく、「この木は見たい」とも書く。予算を落とす話になっても、残したいものがわかれば、削る順番を相談できます。

僕なら、まず朝のダイニングを落ち着かせる案を見たいです。庭全体を同じ高さで囲う案しかないなら、窓の前を中心にした案も聞いてみる。外構の広さではなく、朝の過ごし方にお金を使いたいからです。

見積もりは、同じ「目隠しフェンス」でも中身が違う

見積書に「フェンス一式」とある。値段は高い。ここで木目をやめるか悩む前に、何が入っているかを開いてみます。

本体の高さ、設置する長さ、柱、基礎、既存物の撤去、周囲の復旧。比較したいのは、本体価格だけではなく、必要な工事を含む総額です。以下は相談用の項目で、すべての現場に全項目が必要という意味ではありません。

確かめる欄そろえて見たい内容
隠す場所どの窓の、どの方向からの視線を対象にするか
寸法と形基準となる地面、本体高さ、上端の高さ、設置長さ、端の処理
製品・施工型番、パネルの種類、柱、基礎、施工条件への対応
付帯工事撤去・処分・周囲の復旧などが含まれるか
金額と未確定分税込総額、現地確認後に変わる項目、別途費用の範囲

既存のブロックに高いフェンスを足す案は、見た目だけで決めないでください。LIXILのFAQでも、ブロック上と独立基礎では設置高さの扱いが異なると説明しています。[4]既存部分の状態や製品の施工条件を含め、現地で確認してもらいます。

カタログで背の高い商品が見つかることと、その場所へ取り付けられることは別です。支える部分まで決まって、ようやく一つの案になります。

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新築外構の見積もりに、窓からの見え方も入れたい方へ

本体の色と高さだけでは決めきれないなら、外構プランとして相談する出番です。タウンライフエクステリアでは、依頼先を選び、新築外構のプランや見積もりを無料で依頼できます。[5]

相談の中心は、これで十分です

「昼間、ダイニングのカーテンを開けたい。道路側からの視線を遮りつつ、庭の明るさを残す外構を考えています」

希望内容を入力して会社を選び、連絡後に写真や図面を共有すると、現地で確認したいことを話しやすくなります。

窓まわりも含めた、新築外構のプランを依頼する

依頼後はメール・電話等で連絡があります。対応可否や提案内容は地域・条件などで異なります。提案が希望に合わなければ契約は不要です。既存フェンスだけの修繕は、まず施工店へご相談ください。

高さを決める前に、気になりやすいこと

180cmあれば、道路から見えなくなりますか?

高さ一つでは判断できません。道路と敷地の高低差、フェンスと窓の距離、室内の姿勢、横からの視線を合わせて確認します。商品名の高さと、地面から上端までの高さも区別してください。

隣家の2階からの視線もフェンスで遮れますか?

上からの視線は、地上の通行人とは別に検討します。高さを増やす以外に、窓側の対策やスクリーンなども含めて設計者へ相談してください。必要な位置と設置可能な条件が合うかを先に見ます。

一周ぐるっと囲うほうが安心では?

落ち着いて過ごしたい場所が複数あるなら、広く囲う案にも理由があります。朝の食事中だけが気になるなら、その窓を中心にした案と比べてみたいところです。通り道や室内からの眺めも確認します。

フェンスができたら、カーテンは不要ですか?

昼に開けて過ごせることと、夜も不要になることは分けましょう。照明をつけた状態やパネルの透け方も確認し、時間に応じて使い分ける前提で検討できます。

フェンスを完成させるより、カーテンを開ける朝をつくる

外から家を見たとき、フェンスがきれいに並んでいる。それも嬉しい。でも、いちばん確かめたいのは内側です。

テーブルに朝ごはんを置く。カーテンを開ける。そのまま椅子に座っていられる。目隠しを考えるなら、そこまでを完成形にしたいと思います。

高さの数字を選ぶ前に、その窓で何をしたいかを決める。室内の床と道路の高さ、横からの見え方、残したい景色を一緒に見る。色や木目を選ぶ楽しみは、それからでも逃げません。

せっかくの大きな窓です。
布の向こうにも、暮らしを。

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「カーテンを開けたい窓」を、外構相談の出発点に

気になる窓見え方・予算の相談外構プランの検討

新築外構の依頼先がまだ決まっていない方は、タウンライフエクステリアでプランを依頼できます。窓の位置と、そこで過ごしたい時間を伝えてみてください。比べたいのはフェンスの高さだけでなく、完成後に何が見えるかです。

新築外構の相談先を選ぶ

サービスの利用は無料です。依頼後に会社から連絡があり、現地条件を確認しながら検討します。提案内容・対応可否は条件によって異なります。

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